6月25日から7月25日まで、クロード・ヴィアラはCeysson & Bénétièreにて約10点の作品を発表いたします。本展では、作家の仕事において重要な位置を占める作品群をご紹介します。これらの作品は、「形態」を起点として、折り畳みや痕跡(インプリント)をめぐる探究のなかで絶えず展開されてきたものです。
流動的で浸透性のある支持体の上で、絵具と色彩は布地へと染み広がりながら形態を揺さぶり、1974年に示された考察をさらに展開していきます。作家は60年にわたりひとつの形態を追求してきましたが、近年では雑巾や椅子の部材など、さまざまな再利用素材の痕跡を取り入れることで、新たな形態と表現の場を切り開いています。
「私はアトリエで制作することを好みます。激しい不安と、この上ない喜びが同時に訪れる瞬間があります。何ひとつうまくいかないように感じながらも、すべてが少しずつ形を成していく。そして、それが定着していくにつれて、大きな感動が生まれるのです。」
――キャサリン・ローレスとのインタビュー(1991年)
キャンバスはひとつの「床」となり、その上で作家は別の支持体を用いた制作を行います。その後、それらはもはや一体として構成されることなく、それぞれの断片へと切り離されます。そして最終的には、「床」と呼ばれる作品の上に残された痕跡として、その成果が現れます。
こうした新たな自由は、作家の厳格な姿勢と、自身の実践およびその限界に対する継続的な探究によって支えられています。本展では、過去にも用いてきた支持体をあらためて取り上げながら、新たな発想や概念を導入することで、これまでとは根本的に異なる、時に見分けがつかないほど変貌した成果を生み出しています。
60年にわたる制作活動を経た現在もなお、クロード・ヴィアラは豊かな発想力にあふれる作家であり続けています。そして、その作品は今なお新たな可能性を切り開いています。本展は、そうした尽きることのない探究心と創造性をあらためて示す機会となります。
テオ・シモヌ=ヴィアラ 、2026年





